JRC(関節可動回復矯正法)

関節の動きを元通りにするという治療法です。

JRC(関節可動回復矯正法)とは

栃木県那須烏山市の田代接骨院の田代富夫先生と、栃木県下都賀郡壬生町のなかむら整骨院の故中村五郎先生が、長年の臨床経験と研究の上に開発された治療法です。

JRCとは、Joint mobility Restore Correction の頭文字をとってJRC(ジェーアールシー)と名づけられました。関節の可動を回復させる矯正という意味です。この名の通り基本的に位置的な矯正を考えるのではなく、あくまで個々の関節とその関節と連動して動く関節の本来の可動、特に関節包内の動きを回復させることに主眼を置いた矯正法です。

私たち人類は、動物の一種であり、すなわち動くことが本来の生き物です。

この治療法は、動物である人類の生態の中で、特に関連の深い、関節の動きに着目した特別な治療法で、以下のような特徴があります。

  1. 他の徒手による矯正法と比較してかなり弱い力で矯正する
  2. 矯正時の可動範囲が小さい
  3. 仙腸関節の場合、呼吸時の可動を利用して矯正する
  4. 関節に対して面圧のかかる力をかけて可動させる
  5. 位置の矯正ではなく可動の回復を目的としている

例えば、瓶のフタを開けようとした時、固く動かないフタを開ける時の力と、ゆるくて開けやすいフタを開ける時の力は、どちらの方が手にかかる負担は大きいでしょうか?

考えるまでもないですよね。

それほど、硬くなって動かなくなった関節が、身体に与える負担は大きいものなのです。

また、固いフタを思い切り開けた時の勢いで、手を痛めてしまうかもしれません。

これは、関節の硬さで言えば、動きの悪い関節を無理矢理動かした結果、筋肉だけでなく、関節を守る靭帯や腱なども傷つけてしまう恐れがあります。

  • 何度も同じ場所を痛める
  • 特にぶつけたり捻ったりした覚えもないのに、痛みがしょっちゅう出る

こんな人は、関節の動きが知らず知らずのうちに硬くなってしまっている為に、身体への負担が大きくなってしまい、本来ならケガをするはずのない軽微な力だと思っていても、実は身体にとっては大きな負担になっていた・・・なんてことになっている可能性もあるのです。

腰や膝・肩・首などの関節にかかわるほとんどの痛みをこのJRC治療で軽減する事が出来ます。

しかも、とても優しい治療なので痛くもありません。まるで、「ただ触っているだけ」とか「軽く関節を動かしているだけ」と感じる治療方法なのです。

なぜ、こんなに優しい治療方法なのに 効果を出すことができるのか?

今までの治療法の問題点を近代医学の理論を通して新たな発想から試行錯誤のうえ開発した矯正法であり、臨床研究を重ね、その効果が充分に確認されたものだからなのです。

特に関節が可動するときに関節の中で動く、ほんのわずかな動きである『関節包内運動』を改善させることで、効果が出ることがわかったのです。この包内運動は、関節内の骨の動きなので、全身の関節運動の連動に最も重要と考えられている仙腸関節と言う骨盤の関節などで、ほんの2mm程度のものなのです。ですから動かすというより、ただ触っているだけのように感じるのです。

JRCの効果をより高めるために

  • 矯正は1週間に1度を目安に行います。1週間に1度以上行うと動かし過ぎて良くない場合があるからです。
  • 週1回の矯正と治癒力を高めるための毎日の電気治療が基本ですがどうしても続けて通院できない方は、合い間を空けて通院しても効果は期待できます。
  • 矯正の効果を期待するには週1度か2週間に1度の矯正が最低必要です。
  • 矯正は最低でも3-5回が必要です。長期型の場合は、数ヶ月必要な場合もあります。
  • 矯正は優しく動かすのが基本ですのでゴキゴキと音をたてるような矯正では無くむしろ動いたのかどうか本人にはよく解らない程度のものです。
  • 腰に限らず首や肩、膝の痛みにも効果があります。その場合、肩や膝が痛くても骨盤の矯正が必要な場合があります。
  • 効き目には個人差があります。ほとんどはその場で効果が表れますが数日後効果が出る場合もあります。
  • 矯正されても瞬時に炎症がとれたり、損傷部分が治ってしまうわけではありませんので効果が少ないと感じる人もいますが、その場合、炎症等をとるための電気治療を続けると痛みが徐々に変化してきます。結果的に痛みが早くとれます。
  • 痛みが強い内は、お風呂、アルコール、マッサージは基本的に良くありません。

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