レッドコード療法

レッドコード療法とは、北欧で開発された医療機器です。

当院が導入しているレッドコードとは、ノルウェー産まれの医療器具で、その目的は健康の維持管理を目的とした効果的なエクササイズを可能にしたものです。

ノルウェーでは、健康維持の為のセルフエクササイズ器具として、広く一般家庭に普及していて、その普及率は70%以上と驚異的な割合です。
これは、国が効果を認めて、普及に尽力したという背景もあるのですから、その効果については一国家単位が認めていると言っても良いでしょう。

日本は、とても恵まれた国で、どこに住んでいても近くに病院があります。
よっぽどの田舎町でも、車で数十分走れば、病院の1件は見つかる事でしょう。

ところが、ノルウェーでは国土面積は日本とほとんど同じですが、総人口は約500万人で東京都の半分以下、日本の総人口の約4%程度で、人口密度は世界163位と圧倒的に低い国でもあります。
また北欧という土地柄、冬は雪も多く降る為、特に高齢者の方が冬場に病院にかかる事は、非常に困難なお国柄なのです。

雪の山をひとつもふたつも越えて病院へ行かなければならない・・・となれば、自分で健康管理をするしかないという考えから生まれたのが、このレッドコードなのです。

日本では、

スリングセラピー

スリングエクササイズセラピー

ニューラックトリートメント

サスペンションエクササイズ

と名前を変えながら、その使い方と研究の積み重ねにより、常に進化し続けてきました。

レッドコードが体幹トレーニングに抜群の効果を発揮する理由

サスペンションエクササイズの最大の特徴は、意識できない身体の正しい使い方を、効果的に身体に覚えさせることにあります。

ここで言う、意識できない身体の使い方とは、体幹の使い方です。
レッドコードは、体幹の中でも特に、最も深層にある筋肉=ローカルマッスル(インナーマッスル)を正しく使うことに特化した器具です。
このローカルマッスルによる筋収縮は、「体幹安定化機構」とも呼ばれ、あらゆる身体の動きに先んじて生じる、とても大切な機能になります。
※「体幹安定化機構」は別名「フィードフォワード機構」とも言われます。

近年、「体幹トレーニング」という言葉をよく耳にするようになりましたが、巷で紹介されている方法は、かなりの確率で間違った方法が紹介されており、本を読んだだけ、映像を見ただけでは、正しくトレーニングできないものがほとんどです。

サスペンション(身体を吊るすこと)をしないで、体幹トレーニングを行おうとすると、ほとんどはグローバルマッスル(アウターマッスル)で代用することになり、ローカルマッスルを正しく使える人は全くいないと言っても過言ではありません。それほど、ローカルマッスルを意識して使うことは難しいことなのです。

その証拠に、当院が独自に編み出した腹筋(体幹トレーニング)をやってもらうと、どんなにスポーツをやっている人や体幹トレーニングをやってきた人でも、安定性を欠き、うまくできないのが現状です。

また、それはレッドコードでサスペンションすることによって、より顕著になります。

身体がロープにつるされた状態を意図的に作り出し、その状態のまま運動をしようとすると、軸(体幹)が安定しない限り、正しい運動を行う事ができず、まるで金縛りにあったかのように動くことができなくなります。

これは、筋肉の収縮が正しく順番通りに行われないと、正しい運動ができないというメカニズムに基づいています。

筋肉の収縮は脳からの電気刺激によって行われます。
「歩く」「走る」「投げる」「蹴る」「泳ぐ」などの運動は、複数の筋肉が収縮して実行される、きわめて複雑なメカニズムによって実現が可能なのです。
つまり、運動を正しく行うには、脳が正しい運動のやり方を理解し、それぞれの筋肉に複数同時的に且つコンマ何秒かの時間差を以て、命令を伝える必要があるという事です。

例えば、何か新しいスポーツを始めた時、最初はうまくできません。
これは、脳に、そのスポーツに合った筋肉の使い方、運動の仕方がプログラムされていないからです。
脳は、何度も繰り返し練習するうちに、新しいプログラムを覚えます。
これがいわゆる「コツをつかむ」、「身体が覚える」という状態です。
後は、何度も繰り返すことで、脳は運動プログラムの質を向上させ、実際の動きを改善していきます。
こうして、スポーツが上達していくわけです。

ところが、有名なトップアスリートでもスランプに陥ったり、パフォーマンスが下がったりしてしまう事があります。
彼らは本来、普通の人の何倍も努力して練習を重ね、一流と呼ばれるようになったり、トップに君臨したりしているのですが、何かのきっかけで脳のプログラムにエラーが起こってしまうと、正しい運動ができなくなってしまうのです。

それは、無理にフォームを変えようとして慣れない動きを脳に新しく覚えさせようとしたり、ケガをしたりした時に起こります。

何もプロのスポーツ選手に限った事ではありません。

この運動における、脳と筋肉の電気信号メカニズムのエラーは、ある意味誰にでも起こり得る問題なのです。

ですから、こんな人たちにもおすすめのエクササイズになります。

  • スポーツを、もっとうまくなりたい
  • 練習してもなかなかうまくならないけど、どうしたらいいか分からない
  • 毎回同じ動きで身体のどこかが痛くなる
  • 体幹トレーニングをジムで受けているけど、いまいち効果が分からない
  • 日常生活で身体に痛みが出ることがよくある

レッドコードによるサスペンションエクササイズは、脳からの電気信号を正しい順番で送り、無駄のない動き・力の出せる動き・スムーズな動きを作り出します。

当院では、その為に研修を受け、より正しい身体の使いかたを患者さんに身に付けてもらい、運動機能の向上、パフォーマンスの向上、ケガの予防に力を入れています。

料金について

当院で健康増進としてトレーニングを希望される方は、1回30分5,400円(税込)です。
パーソナルトレーニングと考えれば、決して高くない金額です。
また、専門的に動きの改善をしたい、スポーツのパフォーマンスを向上したい方の場合、最初のカウンセリングで別途4,320円(税込)がかかります。
これは、患者さんの実際の動きの質と、理想的な動きの違いを見極め、治療方針の決定、トレーニング方針の説明・トレーニング方法の指導、コンサルティングなどを含めた料金になります。

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TEL.029-825-8088

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