M式テクニックとは、東京は世田谷区にある、せたがや整骨院の宮沢資長先生がカイロプラクティックをベースにして開発した、特別な治療法です。
この治療は、身体の歪みを整えて、姿勢を良くするための治療であり、これは根本治療にあたります。
根本治療の本質は、症状を取り除くことを目的とするのではなく、自分で症状を治せる健康な身体にすること、すなわち自然治癒力とか自己治癒力といったものを活性化させることを目的とした治療法です。
歪んだ背骨・悪い姿勢は、身体の機能を低下させます。
例えば、家が傾いてしまって、ドアの開け閉めがうまくいかなかくなってしまった場合、ドアの溝を削ったり、ロウを塗って滑りやすくしたりして、開け閉めができるようにしたとしても、それは一時的な対処法であって本質的な解決にはなりません。
本質的な解決方法は、家の傾きを治すことです。
そういった意味で、背骨の歪みを治すこと、姿勢を整えることは、とても重要なのです。
なぜ、背骨に歪みがある(姿勢が悪い)と、身体の機能が低下してしまうのか、なぜ辛い症状につながるのか?を考えた時、どうしても外せない問題が神経の圧迫です。
神経は基本的に脳と脊髄という中枢器官から、背骨の切れ目から対になって枝分かれしていきます。そして、神経終末と呼ばれる枝分かれした先には、それぞれ末梢器官と呼ばれる目的地があり、神経はそこに辿り着いています。その器官とは、循環機能を司る心臓や血管だったり、消化機能を司る胃や腸だったり、運動機能を司る筋肉や関節だったり、感覚機能を司る、目・耳・鼻・口・皮膚だったりと、実に様々です。
姿勢が悪いと、この枝分かれの部分を圧迫してしまいます。神経の役割とは、脳からの命令を伝えたり、脳へ情報を送ったりする事です。
神経が圧迫されると、脳からの命令がうまく伝わらなくなったり、脳へうまく情報を伝達できなくなってしまいます。
それによって、身体の様々な機能が低下してしまうのです。
身体の正常な機能とは、神経によって脳からの命令が、それぞれの末梢器官にまで正確に伝わることや、神経によってそれぞれの末梢器官から脳へ情報が正確に伝わることで、その機能が保たれています。
それは運動機能や心肺機能、消化機能や免疫機能などです。
他にも、人間にはたくさんの機能が備わっています。
特に自律神経が、身体に対して果たす機能はとてもたくさんあります。
呼吸、心臓の鼓動、血圧、体温、消化器系の内臓の働き、ホルモンバランスなどなど・・・
これらは全て、自律神経によってコントロールされており、その情報や命令を処理するのが脳なのです。
脳 = 指令部隊
身体の各器官 = 実行部隊
神経 = 情報部隊
といったところでしょうか。
全てがうまく機能しないと、身体の健康は損なわれてしまいます。
一方で、コリや痛みなどの症状に対して、一時的な緩和を目的とした治療を対症療法と呼びます。
対症療法は即効性があり、一時的に楽にはなりますが、根本的な解決にはなりません。
例えば、虫歯が痛いといって歯医者さんへ行き、一瞬で痛みがなくなる薬を処方してくれるとしたら、あなたは安心して薬を飲みますか?そんな事をしていたら、虫歯はどんどん進行してしまいますよね?
対症療法で一時的に楽になっている背景で、人知れず虫歯が進行している・・・なんてことが身体の他の部分でも起こっているかもしれないのです。
痛みとは身体が発しているサインであって、痛みそのものが悪いわけではありません。
いわば非常ベルのようなもの。家が火事になって、火災報知器が鳴ったら、火災報知器だけを止めて放っておいたら、火はどんどん燃え広がって、取り返しのつかないことになってしまいます。
肩こりや腰痛・頭痛なども、マッサージやシップ、飲み薬などの対症療法を繰り返していると、いずれ進行して、もっとひどくなってしまうかもしれません。
健康な身体・治せる身体を手に入れることが、本当の意味で肩こりや腰痛を治す一番の近道です。
そのためには、姿勢から神経の働きを正常にしていくことが、とても大切です。
そして、骨格を整える為に、もっとも適した施術が、M式テクニックだと自信を持ってお伝えしています。
みらい整骨院は、患者さんの症状を診るのではなく、5年先、10年先の患者さんの人生を診ます。
さて、このM式テクニックは、機械による振動刺激を使って、歪んだ骨格を効率的に矯正し、なおかつ脳と神経にダイレクトに働きかけるという特徴を持っていますが、簡単な技術ではなく、鬼のような修練が必要です。(^^;)
その為、現在でも毎月「宮沢塾」という定期勉強会に参加して、技術の向上を行っています。
逆に言えば、M式テクニックを受けられるのは、宮沢塾に入り、直接指導を受けた先生の治療院だけなのです。
これは全国でも50件あるかないかという少なさです。
宮沢塾には、全国から同じ志を持った治療家たちが集まり、切磋琢磨しています。
全国各地から症例が集まる為、技術の向上だけでなく、治療法の共有ができることも強みです。(患者さんのご協力のもと情報提供をしてくださった場合に限ります)